日本で経済産業省が強烈に危機感を煽っているDX。日本は取り残されていると思うが、そもそも進め方が間違っていると思うことが多い。このブログ「 日本で80%が失敗!DX進め方間違ってない?ここからスタートが成功の秘訣 」では、担当者の気持ちになり、本当のスタートポイントを見つけるお手伝いをしてみたいと思う。
衝撃的な数字だが、ある調査会社の調べでは、『 日本企業の実に8割以上の会社がDXに失敗』している。なぜか?

DX(デジタルトランスフォーメーション)に関してちょっと疑問があるんだよね。

テクノロジーをただ導入すればいいと思っている人が多いけど、それって本当に正しいアプローチなの?

いい質問だね。DXはテクノロジーだけではなく、組織文化やプロセスの変革も含む総合的なアプローチが必要だよ。テクノロジーは手段であり、目的ではない。

そうか、それなら組織全体を巻き込むことが大切なんだな。テクノロジーだけにフォーカスせず、組織文化や戦略も見逃さないようにしよう。
役職者、上司に言われて検討からスタートしたという担当者も多いと思うが、スタートの仕方を間違うととんでもないことになる。
えぇ!と思うけど、日本企業が落ちいるDXの罠
実に、日本で80% が失敗という事実の裏側
1.DXやってみたがデータ活用できてない
2.データ集めているが、なんのため?
3.DXで売上・利益が思っていたより伸びない
4.担当が辞めてしまいよくわからない・・・
おいおい!
と突っ込みたくなる気持ちがわかりますが、これが日本企業の現状。
こんな調子じゃ、「12兆円の損失!」と経済産業省が強力に進めることもわかります。データやノウハウがそこにあるのに溝に捨てているようなものです。カイゼン活動、何じゃそりゃですね。
DXやるべきことの優先順位
日本で80%が失敗!DX進め方間違ってない?ここからスタートが成功の秘訣
さて、日本企業の課題となんとなくスタートの仕方はわかったが、自社のために具体的に何をやれば良いのか・・・

DX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるためには、何から始めればいいのか分からないことが多いよね。

まず最初に、組織のビジョンと戦略を明確にしよう。DXの目的や方向性を確立することが成功の秘訣だよ。

次に、データとテクノロジーのインフラを整備しよう。データ駆動型のアプローチと、適切なテクノロジー基盤は不可欠だね。

そうか、分かった!ビジョン設定、インフラ整備、カルチャー変革、スキル向上の順番で進めてみよう。
DXの罠に陥ってしまいそうだが、まずは「オペレーションの効率化」
DXのスタートと目的設定には、この図を参考にして欲しい。
ここで気を付けたいのは、どうしても一番初めにスタートしてしまうのが「顧客体験の改善」を進めてしまう。

ここが間違い。一番初めにスタートするべきは、「オペレーションの効率化」もしくは「働き方のデジタル化」であるべき。
理由は、
DXプロジェクトは多くの目的が絡み合うため、初めから顧客体験にフォーカスすることは、その他の要因を無視することにつながりかねません。組織内のプロセスや文化、テクノロジー基盤など、他の要素の整備が不十分な状態で顧客体験を改善しても、持続的な成果を上げることは難しいでしょう。
顧客体験の改善は、企業全体に影響を及ぼします。しかし、組織の他の部門やプロセスがDXに適応できていない場合、新しい顧客体験を提供するのは難しいですし、不一致が生じる可能性があります。
したがって、DXを進める企業は、最初に組織全体を評価し、組織文化、プロセス、テクノロジー基盤など、全体的な戦略を確立することから始めることが賢明です。顧客体験の改善は大切ですが、その前に必要な基盤を整えることが成功の秘訣です。

主な目指す効果
コスト削減
プロセスのシンプル化
従業員生産性向上
従業員満足度・離職率改善
具体的な施策例
•コミュニケーションツールのデジタル化
•E-learning/VRを利用した教育
「DXを進める企業」が自社のオペレーションの効率化を図るために取り組むべき重要なポイントがあります。
- プロセスの評価と最適化: まず、現行のプロセスを詳細に評価しましょう。ボトルネックや無駄なステップを特定し、最適化の余地を見つけます。プロセスマッピングやリーンシックスシグマなどの手法が役立ちます。
- デジタルツールの導入: デジタルツールやソフトウェアの導入は、効率化のための強力な手段です。タスク自動化、ワークフロー管理、クラウドベースのソリューションなどを検討しましょう。
- データ分析と意思決定: データ駆動のアプローチを採用し、ビジネスデータを分析して意思決定に活かしましょう。予測分析やKPIの設定を通じて、戦略的な方針を打ち立てます。
- セキュリティとプライバシー: オペレーションのデジタル化に際しては、セキュリティとプライバシーに十分な配慮が必要です。データ漏洩やサイバーセキュリティのリスクを最小限に抑えましょう。
これらのステップを踏むことで、企業はオペレーションの効率化を実現し、生産性を向上させることができます。DXを通じて、競争力を高め、持続可能な成長を達成しましょう。
DXでは続いて、サービスのデジタル化「新サービス開発」

主な目指す効果
•競争力の強化・事業の変革
•新サービスによる売上増加
具体的な施策例
AI・ロボティクスを活用した補助
オンライン面談
新サービスの開発は、顧客のニーズに合致することが不可欠です。顧客の声をリサーチし、要望や不満を把握しましょう。アンケートやフィードバックの活用が役立ちます。
ウォーターフォールではなく、アジャイルなアプローチを採用しましょう。小さなステップでプロトタイプを作成し、顧客のフィードバックを織り込みながら進化させることが成功の鍵です。
DXの最後に、顧客体験の改善

ここでやるべきは、
主な目指す効果
•新規顧客数増
•既存顧客満足度・LTV向上
具体的な施策例
サービス向上
マーケティングオートメーション
顧客データの活用 待ち時間のカイゼン
顧客体験を改善するためには、顧客の期待を理解し、それに応えることが不可欠です。顧客の声を活用し、改善点を特定しましょう。
- 顧客の行動データやフィードバックを活用し、改善の方向性を明確にしましょう。データに基づく意思決定は、効果的な改善策の発見に役立ちます。
- 顧客はさまざまなチャネルを通じて企業とやり取りします。顧客体験の改善は、オムニチャネル戦略にも合致するように計画しましょう。
これらのポイントに留意しながら、顧客体験の改善を進めることで、企業は競争力を向上させ、顧客忠誠度を高めることができます。DXプロジェクトの締めくくりとして、成功に向けて取り組みましょう。
日本で80%が失敗!DX進め方間違ってない?ここからスタートが成功の秘訣
まず今あるデータを集めて、データ整備から始めてみましょう・・・ !
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